こやま圭様:ドーナツタウン
※R18 ネイト×鈴哉
今宵は君と美味しいディナーを
トントンと小気味良い音と匂いに誘われ鈴哉が台所へ足を運ぶと、鼻歌混じりのネイトが夕飯の支度をしていた。
「ネイト…何を作っているんだ」
「ん…?麻婆ナスだけど?」
ネイトは満面の笑みで茄子を片手に鈴哉に微笑みかける。
「お前…それは俺への嫌がらせか?俺が茄子を嫌いなの知って…」
忌まわしそうに眉を顰め、睨み付ける鈴哉の唇にちゅっと茄子を押し当てる。
「……!!」
「食べてみると意外と美味しいかもよ?」
動揺する鈴哉をトンッと壁に突き飛ばし追い詰める。
「俺との関係だって最初は嫌だったでしょ…?でも食べてみたら意外と美味しかったんじゃない?俺の茄子だって美味しかったでしょ?」
ネイトはその瞳に悪戯っぽい光を浮かべ、クスッと微笑んで耳まで真っ赤にした鈴哉の唇を食み、下半身をやわやわと揉みしだいた。
「…んんっ!こんな所で…やめろっ。守が来たら…」
「だいじょーぶっ!まだリュートと一生懸命お勉強中だからさ」
「で…もっ…」
「だいじょーぶ、大丈夫。五分ですむからっ!」
ネイトが首筋に淫らな動きで舌を這わすと、鈴哉の身体がビクンと跳ねる。
「だいじょーぶ、大丈夫。五分で終わるよ〜。ちょっと気持ちいいだけだからねぇ」
「…んんっ!」
ネイトの身体がスッと下へ降り、鈴哉のジッパーを手際よく下ろして下着の上から昂ぶりを優しく揉みしだいた。
「あれ〜嫌なの?ここは嫌がってないみたいだけど?」
クスッと笑い下着の中で猛るモノを取り出しペロリと舐める。
「うぁ…」
「もうこんなに固いよ…最近守をおかずにしてないの?随分溜まってるみたいだけど」
「こんな所で…やめっ」
「もうお前のコレ…止められない状態だよ…ね?」
固くなった昂ぶりを擦り、根元を舐めるとピクピクとヒクつき、ネイトはほくそ笑む。
玉を揉みしだき先端をネットリと咥えこむと勢いよく吸い上げた。
「あぁ…それ…やめ…もう、む…り」
壁際に追いやられ立ちの姿勢で性器を弄られると、快感の波に飲み込まれる鈴哉の膝がガクガクと震える。
鈴哉の昂ぶりを咥え込んだ状態で上下に擦ると甘い吐息が頭上から洩れ、与えているだけである筈のネイトをもゾクゾクさせる。
「もう…やっ…」
「いいよ…イッちゃって」
ネイトの頭髪をぎゅっと掴み引き寄せると、鈴哉はネイトの口内に白濁を放ち果てた。
「ん〜…ぺっ」
口に含んだ鈴哉の精液をネイトはシンクに吐き出す。
蛇口から捻り出した水で口内を漱ぎ、壁際に崩れ落ち息も絶え絶えの鈴哉にチラリと視線を落とす。
「んふふ…今日は五分もかからなかったねぇ。随分溜めて…」
「うるさいっ…」
未だに快感の余韻でトロンとした眼つきの鈴哉が力なく抗議するが、そんなモノは何処吹く風…腰が抜けて立てない素振りの鈴哉の腰をやんわりと抱き、精を放ち力なく垂れ下がった鈴哉のモノをツンツンと突付いた。
「んふふ…鈴哉の茄子ごちそうさま。凄く美味しかったよ」
「…!」
「続きやる…?守とリュートのご飯作ったらいつものカラオケ行こっか?」
「行かな…」
「えぇっ…行かないの?俺の茄子も鈴哉に食べて欲しかったのにな。きっと今…食べ頃だよ?」
END